#12 抗がん剤と口腔ケア

抗がん剤治療(化学療法)をする人たちが避けて通れないのが、治療前の歯医者だと思う。病院からも強く言われるしね。がんの「先輩」方からも「抗がん剤治療決まったら絶対行くんだよ!」「虫歯は治しとくんだよ!」と前もってコミュニティサイトで教えもらったりした。

そんな訳で抗がん剤治療をするんだ〜そのためにお口の中のチェックしてほしいんだ〜と事情を説明し、去年親知らずを抜いた(&諸々の事情で歯周病の治療をサボっていた)歯科クリニックで治療前の色々検査とかしてもらった。

結果として、自信は無かったのだが幸いにも虫歯はなく。とりあえず抗がん剤治療を始めて大丈夫そうだという見立てに。ただ前も言った歯周病の治療はちゃんと当院で続けてってねと(すいません……)。

検査の後は、歯科医師の先生から抗がん剤治療中の口腔ケアについてかなり詳しく説明&指導してもらえた。これこれこういう副作用が出て、とか。こういう対策をしてくださいねみたいな。
多分聞けば歯医者的知見から何かしら答えてくれると思うので、歯医者に行く人は気になることなら何でも聞いちゃおう。

その中で、私は歯周病持ちなので歯周病に関するケアの仕方も教えてもらった。どうやら歯周ポケットが上手く磨けていないようなので、「バス法」という磨き方をやってみてください、と。


コツはとにかく優しく! コショコショと!! だそうで。
私の場合、食後に普通に自己流(歯医者での歯磨き指導の際、「表面はよく磨けている」とのことだったので)で歯磨きした後に一旦うがい→歯磨き粉をつけずにこの「バス法」で再度歯を磨いている。

というのも、乳がんと診断されてからガラッと変わってしまった私の生活。小さなことであっても慣れ親しんだ方法とか、そういうのをあまり変えたくはないという気持ちがある。

いきなり変えたり、無理やり変えたりすると絶対負担になるし、めんどくさいとか嫌になって続かないと思った。
なので私はいつしか生活のアレコレを乳がん用に変えるというより、「今までの方法に何かを加える」「今までの方法から何かを引く」という考え方にシフトするようにした。その方が、急激な変化への心理的な抵抗が少なくなる(気がする)。

そして、歯医者さんからオススメされた抗がん剤治療中の口腔ケアに「リステリン」がある。「薬用マウスウォッシュ」ってやつね。
歯磨きした後にブクブクするといいよ〜口内炎がひどくて歯磨きするのも大変な時にこれでうがいするとマシだよ〜的な。だが、この「リステリン」が相当の曲者だった。

「リステリン」には色んな種類があるのだが、まず私が言いたいのは「リステリン買うならノンアルコールタイプの方が断然いい」「歯磨き後にブクブクする『洗口液』と、歯磨きに使う『液体歯磨き』があるから混同しないこと」である。


リステリン公式サイト

歯医者さんが「紫のやつはヤバい(意訳)」とか言ってたけど、何も知らずに適当に小さいのをいくつか買って試した結果、私は最終的にノンアルコールかつ洗口液である「クールミントゼロ」という種類に落ち着いた。
(歯医者さんが言っていた通り、「紫のやつ」こと「トータルケア」はヤバかった。機能的にはとても魅力的なんだけど……ノンアルコールタイプでも味と刺激がなかなかの地獄だった)

マウスウォッシュ系は自分の口に合うものを選ぶのが一番いいし続けられると思うので、もしやるなら最初は小さいサイズで色々試すのが良いと思う。ちなみに「リステリン」だと、店舗にもよると思うが100均の「ダイソー」に小さめのサイズが300円で置いてあったりする。

それで、抗がん剤治療をする際は口腔ケアをしっかりしようという話なのだが、ここで自分的に大事なのは「完璧を無理に目指さないこと」と「何をやってもすり抜けてくる症状や事態は存在すること(諦めも肝心)」をあらかじめ分かっておいた方が気が楽じゃないかな、ということ。

実際、今これを書いている私の口の中も抗がん剤の副作用で割と口内炎というか歯周炎か、歯茎の荒れが地味にエグくて。心配だからやっぱり歯医者さんに見てもらわないとこの先不安だな、みたいな気持ちがある。

がんとはある意味「どんなに小さなことでも何でも気になって不安になる」病気でもあるのかもしれない。ビビりや心配しいにはやはり試練の連続なのである。
「人間万事塞翁が馬」ってやつだな、とひしひし思う。

【参考になった記事とかサイト】

「がん治療を受ける前には、歯の治療が欠かせない?その理由とは。」

「がん情報サービス がん診療連携登録歯科医名簿」

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