#19 抗がん剤投与(AC 3/4回)

投与日:2022.9/2
投与剤:アドリアシン、エンドキサン

CVポート埋め込み手術の傷もボチボチ治って来た頃に、3回目の抗がん剤。ポートに針を刺される時は相変わらずちょっと緊張する。

前回(2回目)は抗がん剤の副作用が本当にキツくて。丸一週間くらい吐き気やだるさで寝込んでいた。のろのろと食事やトイレなどに起きるくらいで、ほぼほぼ寝たきりというやつである。
スマホがある時代で本当に良かった。ゲームなりSNSなり、サブスクで映画なり調べ物なり、とりあえず寝ながらでも出来る。

1回目と2回目で処方された対副作用の薬がちょっと違ったから、それも原因だったと今は思う。決定打は吐き気止めとして出される「オランザピン」の存在だ。
1回目はオランザピンあり。2回目はなし。で、2回目の副作用が大変キツかった。

「今回副作用大変だったんですよ〜」なんて3回目の点滴用の薬をもらいに処方箋を薬局に持って行った時、薬剤師さんに漏らしたら薬剤師さんが真剣に心配してくれて、薬局から主治医に電話を入れてわざわざ「オランザピン」を出してくれたのである。
こういうこともあるのか、本当にがん治療はチーム制なのだなと感心してしまった。

お陰で3回目である今回は副作用も割とひどくなく、ある程度活動が出来ている。
(とは言え副作用が無い訳ではないので、やはり点滴後一週間ほどの静養が私には必要だ)

あとこれは副作用なのかどうか不明ではあるのだが、私は1回目と2回目の抗がん剤点滴の後、一週間後くらいに耳下腺が腫れて微熱を出すという症状に悩まされた。


症状的には「おたふく風邪」に近い。
顔の輪郭が変わるほどパンパンに腫れるので、見た目が異様で「うわぁ」となる。熱自体は大したことないし、処方された抗生物質を飲むほどでもない。
しかし主治医に相談してみると、「抗がん剤の副作用ではない」とのこと。うーん、なんだろうと謎は深まるばかり。今回はお馴染みのタイミングで耳下腺が腫れることは今のところ無いのだが、今後も要注意。

しかしながら、抗がん剤治療をしていると副作用が和らいである程度「元気に」活動できる期間の短さを痛感する。点滴後一週間はまず副作用に苦しむ、次の一週間はだいぶマシになる、で、また次の一週間が過ぎたら次の点滴。正直、憂鬱というか気が滅入る。

あまりに気分がクサクサしてしまうので、最近は現実逃避に必死だ。がんであるということをその時は忘れて作業に熱中したりとか、テレビゲームに一人没頭したりとか。あの手この手を使って時間を潰す方法を模索している。
で、ふとした時に「ああやっぱり自分はがん患者なんだよなぁ」と思い出して若干落ち込んだり、その繰り返しをしている訳だ。

なお、外部とはほとんど交流を絶っている。絶っているというか、そもそも療養中なので交流したい気分ではないしこちらからの用事が無いというのもあるが。
大半の友人・知人は病気のことを知らせた時、最初に一度心配の声を掛けてくれたきり「これはあなた自身の個人的なことである」とこっちを適度に放っておいてくれているので助かる。

厄介なのは根掘り葉掘り、病状や療養生活について知りたいと絡んでくる人である。がんという病気の理解に努めて真剣に勉強したいという風でもない。恐らく無意識なのだろうが、お節介を焼くことで「友人を助ける親切な私」を演出し、自己満足度や自己肯定感を上げたいようだ……というのがどうも言動や行動から透けて見えるので、対応に苦慮している。

いくら仲の良い間柄であろうと他者は他者であり、また病気や生活についてはプライベート・個人情報であるし、それを誰にどのくらい、どのようにして開示するかというのは当人に選ぶ権利があると思う。「教えろ」と強制されてするものでもない。

身近な人が病気をした、助けてやりたいという気持ちは理解できる。しかし、その手法が的外れでは意味がないどころか患者当人の負担になる。
例を挙げると私の兄がそうなのだが、「病院に車で送り迎えとかできるよ」と言うものの、あなたの家は県外だし、病院に行く日は朝イチだし、そもそもこっちに来るのに車で県外から何時間掛かるんだと。ガソリン代だってバカにならない。こっちでタクシー使った方が金銭的にも楽だし確実だ。現実的ではない。

そういう空回りが、往々にしてあるのである。

話が逸れた。
抗がん剤が実際に効いているのかどうかはまた検査とかしないと分からないし、その検査がいつあるのかも現時点では分からない(主治医に聞けば教えてくれると思うが)のでまあ不安も不安である。待つしかない、耐え時ってやつだ。

余談ではあるが、髪の毛は8月のアタマくらいから抜け始めて、今は全体の9割ほど抜けた。
無くなってから気づく髪の毛の大切さ、である。

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