#37 カドサイラ 5/14回目

 前々回、「カドサイラはあまり書くことがない」と書いた。しかし5回目ともなると少し状況も変わってくる。多分副作用だろう、と思われる症状が蓄積・累積で出て来たのか気になるようになって来た。

その一つに、便秘がある。
私は元々、過敏性腸症候群の「ハイブリッド型(勝手にそう呼んでいる)」で便秘と下痢を交互に繰り返すタイプだった。それが、ここのところはすっかり便秘ばかりなのである。
病院から処方されている便秘薬(マグミット)を飲むとそれなりに効いてお通じは良くなるが、「ああ、良くなったな」と油断して飲むのを止めるとまたすぐ頑固な便秘になる。

これはマズイなあ、と思ってしばらく運用を止めていた「お通じカレンダー」を再び開始することにした。スマホのカレンダー機能に専用の「お通じカレンダー」を作り、お通じがあったら「予定」としてイーロン・マスクよろしく「💩」とだけ入力するアレである。
カレンダーなら入力した時点での時刻も自動入力してくれるのでとても良い(iPhone、Mac OS標準搭載のカレンダー機能の場合)。

そしてどうでもいい情報かもしれないが、私がお世話になっている乳腺外科の化学療法室は賑やかな現場だ。割と混む病院、そして混むケモ室なのだが、そこで働く看護師さんたちがとてもエネルギッシュというか、明るいというか、雰囲気が良い。

化学療法となるとそこに通う患者さんも数ヶ月〜年単位で定期的に顔を合わせる訳だから、良好な関係を構築するに越したことはない。こういった雰囲気が合わないと感じる人も居るだろうが、とりあえず私との相性は良さそうだった。
何故なら、その雰囲気の明るさ等が「高度に訓練されている」というのがなんとなく理解出来たからだ。

今回なんて、訪れた患者さんへ化学療法室での治療の開始を10分程度待ってもらう必要がある時に「ちょっと今、満員御礼なんで待っててくださいね〜!」とか言っていた。
「高架下の居酒屋か!」と思わず心の中で突っ込んでしまった。楽しそうな現場で何よりです、となる。(そういえば居酒屋なんてもう2年近く行ってない気がする。そもそも酒を飲まなくなったし外食は控えたいしで)

そしてカドサイラの点滴を受けている時、少し気になることもあった。点滴がそろそろ終わる頃に毎回血圧を測ってもらって居るのだが、その血圧が妙に高いのだ。
点滴治療前&採血後にも血圧を測るので違いがすぐ分かるし、記録にも残っていることだろう。大体のところ、点滴前70〜90くらいの血圧が、点滴終盤では90〜120まで跳ね上がる。何故だ。

気になったので看護師さんに「点滴中だしなんか変に緊張でもしてるんですかねぇ」と聞いてみたら、「まことさん、もしかしてトイレ我慢とかしてない?」「トイレ我慢してるとね、血圧上がるんだよ」と言われた。

ああ、と思わず目が点になる。「そうなのか〜!」とびっくり。
私はいつも点滴前にトイレに行き、点滴中はトイレに行かず、そして点滴中〜終わり頃に「トイレ行きたいな」という気分になるので点滴が終わったら即トイレに行くようにしている。
なるほど、それで血圧上がってる訳ねと合点がいった。

少し調べてみたところ、高血圧の人の指導要項にはよく載っていることのようなのでいわゆる「高血圧あるある」なのかもしれないが、私はどちらかと言うと低血圧なのでこの情報は全く知らなかった。なお便秘してても血圧は上がるらしい。気をつけよう。

最後に、イラストに起こしたけど特にひとつの記事にするまでもないかと思われる「私の手術後の左胸の様子」をとりあえず載せておく。



私は左胸全摘の手術を今年の1月に受けた訳だが、全摘された胸は別に平らでもなんでもないんだなあと改めて。恐らく「残せそうな部分は可能な限り残す」という方針だったのかなと思う。まあ「基本」はそうか。あとは手術後に気が変わって再建したいとか言い出した時用に、みたいな。

「マジで再建の意思とか今後も一切ないからなるべく真っ平らに切ってくれ」って強く言えば良かった、と最近は少し思う。逆にそれは難しいし乳腺外科的には専門外だって言われたらそれまでだけども。主治医と執刀医が違う医者だったのも要因としてはあるかな。普段診察で接してないとそういう患者の機微とかは分からないものだし。

なんて言うか、アレだね。美容室でヘアスタイルをかなり短くベリショに切りたくてわざわざメンズのヘアカタログの写真見せてるのに美容師さんが「女性だから」って要らん気を利かせて微妙に前髪とか短く切ってくれないやつ。いらんことしい! 写真の通り切ってくれ!! みたいな。ほんとあるある。

そんなこんなである。
最近はカドサイラの副作用パターンが見えて来たので、エヴァンゲリオンよろしく「パターン青、使徒です!」と投与翌日あたりからで始める吐き気やその他副作用の症状に適切に対処し「なるべく寝込まない」を目標にしている。

そして現在術側の胸〜脇の下〜上腕に起きている痛み(神経障害性疼痛と思われる)はタリージェ錠という薬を処方してもらい、それを飲んで抑えている。今のところは普通に効いている。
神経障害性疼痛は普通の頭痛薬系の痛み止めが効かない痛みだそうなので、やはりこれも適切な処置が必要ということである。
「乳房切除後疼痛症候群(PMPS)」についても少し調べておいた方が良いかもしれない。

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