#40 乳房全摘手術から一年が経っていた
なんとまあ早いもので。いつの間にかというかあっという間にと言うべきか。左胸の乳房全摘+リンパ節郭清手術から一年の月日が経っていました。なので、一年経ってみて感じていることなどを記録に残しておこうと思います。
左腕の不自由と違和感は未だ消えず
「リンパ節郭清のためにその周辺にある神経も傷つける可能性があるので、術側の腕の違和感は数ヶ月くらいは残るかもしんないよ」みたいな説明を手術当時、病院側から受けたような記憶があるんですけども。手術から一年経ってもその辺は全然良くなってないです。
元々、雨が降ったり低気圧が近付いて来ただけで頭痛がし始めたり全身どこかしらの関節が痛んだりというのが子供の頃からあるような奴なので、よほど神経が過敏なのだと思います。リハビリで腕自体はちゃんと上がるようになったけれど、皮膚感覚の異常とか、未だにたまに脇の下がピリッと痛いわとか、術側の腕が重だるいなあとか、あります。
リハビリ自体は「1日3回朝昼晩でやってね」と理学療法士さんに渡されたプリントを自室の壁に貼って、それを見ながら無理をせず(言い方を変えれば、めんどくさくてサボりつつ)1日1回、多くても2回、風呂上がりとかにやっていました。
それでもまあ、かなり腕・肩の上がり具合は元に戻ったと思います。手術直後はしばらく通所リハビリ(自分ではどうにも出来ないくらい手術した所が痛かったり動かせなかったりしたので、理学療法士さんに筋肉をほぐしてもらったり、肩を上げるためのリハビリをしてもらうやつ)のお世話になっていたような私でも、何とかなるもんなんだなぁと思いました。
徐々に「自分らしい生活」を取り戻す
これはあまり病気とは関係ないかもしれませんが、少しずつ自分の望むような生活が戻って来た、もしくはそんな生活を新たに手に入れることが出来始めている、といった感覚が芽生えて来ています。
乳がんが発覚した後、割と早い段階で私は失意の中「バケットリスト」を書き始めたんですがその最初の一つ目が「死ぬその時に後悔しない生を送る」、二つ目が「それなりに自分の社会的責任を果たす」だったんですね。
きっとバケットリストに最初に書いた目標を達成した暁には、私の人生にあの「ゲームをしていると地味に嬉しい実績解除の音」がピコン♪と鳴ることでしょう。
バケットリスト自体は、実はまだ25ほども書けていません。自分がしたいことを100個も出すのって逆にすごく大変なんだなとつくづく感じます(その割には結構、他者から見れば「くだらないこと」もバケットリストには書いていて。まだ手を付けてないゲームのDLCをちゃんとプレイする、とか)。
ふとまた読みたくなった漫画「フラワー・オブ・ライフ」
「きのう何食べた?」や男女逆転の「大奥」ですっかりお茶の間でも人気になった(と思われる)よしながふみ先生の漫画「フラワー・オブ・ライフ」を、このタイミングでまたふと読みたくなりました。
「フラワー・オブ・ライフ」は、高校生である主人公・花園春太郎が白血病の治療のために一年くらい学業を休んでいて、で、白血病が治った(※本人談)から一年遅れで高校に入学する……というところで物語がスタートします。
そして、確か第一話の初っ端で春太郎は「俺、白血病でした! でも治りました!! 今は元気です! よろしくお願いします!!」みたいな感じで入学するクラスに自己紹介しちゃったんですよね。
そしたらやっぱりその「白血病」という存在のインパクトが強くてクラスメイトは若干引いちゃった……とか、自宅に帰って来てお姉ちゃんにその話をしたらお姉ちゃんはブチギレして「あんたはその『白血病』ってワードで無意識にクラスメイトに対して優位に立ったし、望まずとも友人たちとの力関係を作っちゃったのよ! もっとあんた自分が白血病の患者だってことに自覚持ちなさいよ!!」というようなことを言う訳ですよ。
それが漫画をリアルタイムで読んでいた当時からずっと頭の中に残っていて。何分、20年近く前の漫画(連載が2003年〜2007年)なのでちょっと記憶が曖昧なんですけど……確かそんなんだったかなぁと記憶しています。
ふと、そんな「フラワー・オブ・ライフ」を読み返したくなりました。今は単行本が手元に無いのですが、調べてみたらKindle版が出てるみたいなので今度買って読もうと思います。
よしながふみ先生の漫画は、他には女性の生き方とか主に母親と娘という親子関係に焦点を当てた「愛すべき娘たち」も好きです。
浸潤性小葉がんの患者さんの体験談に出会う
先日、Medical DOC(メディカルドック)という医療情報系のサイトで乳がん患者さんの体験談の記事を読む機会があって。
【闘病】やっぱり“乳がん”…病気になり初めて実感した『命の終わり』
https://medicaldoc.jp/m/column-m/202312e0341/
大変だなぁと思いつつ読み進めていたらこの人も私と同じ特殊型乳がんの「浸潤性小葉がん」だった、という。体験談自体も結構、私と似通った部分があって勝手に「そうか、そうか……」と頷いてしまいました。
また「(浸潤性小葉がんは)5年以降に再発する可能性もあり、もう片側にもがんができるかもしれないと言われました。」という一文を見て、身が引き締まる思いでした。
気をつけよう、気をつけようと思ったりそのように行動していたとしても、ダメな時はダメなんだよなとも思いつつ。その時はその時で腹を括ろう、そんな感じです。
そんなこんなです。
とりあえず毎日タモキシフェン(通称:タモさん)を飲んで、体調に気を付けつつまた働いて、で、そのお金でたまになんか美味い物(ブラックサンダーとか)でも食ったり出来ればそれでいいや位の気持ちで慎ましくやって行こうと思います。
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