#41 カドサイラ完走、そしてCVポートの行方

 先日、3週に一度のスパンで14回続けることになっていた「カドサイラ療法」を無事に完走しました。単純計算で294日なのでほぼほぼ10ヶ月ですね。

手作りの「ケモケモスタンプカード」をフルコンプした。おめでとう自分。


2023年1月末に左胸全摘+リンパ節郭清→病理検査結果と遺伝子パネル検査の結果が出る→放射線治療のゴーサインが出たので開始(毎日・全25回照射)→カドサイラだったのでこれで丸一年潰れたような感じです。

カドサイラ療法中の困った副作用はそれなりにありました。
吐き気やだるさ、関節の痛みなどは手術前にやっていたドセタキセルより随分と弱く楽な方でしたがそれでも点滴後2、3日は吐き気があったりしたので吐き気止めは飲んでましたし、皮膚の乾燥がやべぇとか足のすねに出て来た「紫斑」にびっくりしたりと。

中でも一番困ったのは、目の不調でした。
これがカドサイラの直接的な副作用なのか、加齢や疲労など諸々の要因が複合的に重なって最終的な出口として視力に影響したのか分かりませんが、ある日ふと急激な勢いで視力が低下し乱視が悪化しました。

どれくらい悪化したのかと言うと、私は普段何もなければ視力が1.5以上はある(子供時代は2.0以上)典型的な遠視の人間でした。しかし目の不調がさすがにヤバいぞと感じたのは、それこそカドサイラ療法の副作用メモを取ろうとしたりして机に座り、普通にノートをまとめようとしたところ、字が書けなくなった瞬間でした。

手元のノートに字が書けないくらい、視力がおかしくなって良く見えなくなっていたんです。あまりに見えないので急いで眼科へ駆け込んだのですが、その時の視力検査では左が0.4で右が0.6でした。個人的には「有り得ない」数字でした。

そりゃ普段の視力から一気に1.0も下がったら見えなくもなるわ、という訳です。普通に歩くのも危ないレベル。特に夜道は未だに危険なので、防犯や防災の意味も込めて足元を小型の懐中電灯で照らして歩いています。

眼科へ行っても直接的な原因は分からず、でも視力低下と乱視の悪化は何とかしたいしとメガネ屋へ行くもレンズ合わせのために視力検査してくれた店員に「ただの疲れ目じゃないっすかね? メガネ作るよりも目薬した方がいいっすよ」などとメガネを作ること自体を断られたりとマジで訳が分からん状態だったので、とりあえず今は「ピント調整を改善する系」のお高い市販の目薬(2000円くらいのやつ)を毎日注しています。

そして地味に困った副作用としては、血液関係への影響から皮膚のキズなどがかなり治りにくくなったことです。新陳代謝落ちまくりみたいな感じですね。
ある日、私は小鼻周辺のザラつきが気になって爪でガリガリ引っ掻いてしまった。そしたらそこから出血しちゃって、その部分だけ傷は治ってもずっと何ヶ月も皮膚が赤いんです。

あとは毎日装着するであろうマスクのワイヤー部分が当たる鼻梁も真っ赤な跡が出来てしまいました。まあマスク自体は常にしてるし外からは見えないでしょうけども、風呂上がりで体が温まっていると顕著に赤くなるので少しゲンナリしますね。

今後は定期的に検査をしながら、延々とタモキシフェンを飲むことになります。10年ね。
で、抗がん剤系を定期的に点滴する必要は無くなったのだけど右鎖骨したに挿れてある点滴用のCVポートはどうしたらいいんだろう? と思ってカドサイラ最終日の診察で主治医に聞いてみたら「今後も造影剤を入れての検査などが普通にあるしポートの耐用年数的にはまだまだ余裕なのでギリギリまで使えますよ(まだ抜去しない方がいい)」みたいなことを言われました。

個人的にはまたあの痛過ぎる部分麻酔をされて抜去手術をするのがすごく嫌だったので「じゃあ耐用年数限界まで挿れておきたいです!」と答えておきました。なのでまだしばらくはサイボーグで居ようと思います。

そんなところです。

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