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#51 「ほぼ日手帳アプリ」でエンディングノートを作る

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最近、紙の手帳で有名な「ほぼ日」からスマートフォン向けに「ほぼ日手帳アプリ」というものがリリースされた。早速ダウンロードをして各種設定をし、ここ1、2ヶ月ほど使ってみて気付いたことがある。 それは「あ、これエンディングノート作りに使えるじゃん」である。 アプリのUIもまるで一人SNSのようで親しみやすいし、この日はこの場所を動き回ってこんな写真を撮って……というのを(プライバシー設定の可否もあるが)自動で1日分の記録としてまとめてくれるのである。 もちろん、普通に手打ちでその日その日に日記やメモを書いたりも出来る。 エンディングノート。 自分が書く必要に迫られた瞬間には大抵もう遅い、と言われる代物。 私も乳がんに罹患した当初から何度か「もしも」の時に備えて手書きでチャレンジしてみようと思ったのだが、いざペンを持って物理的な「エンディングノート」に向き合うと、毎度の如く動けなくなった。 100均で買える「もしもノート」も良かったが、それでも筆は進まなかった。 毎回何か書く内容を考えて、悲観的な想像ばかりが頭に浮かんで、しまいには涙さえ滲んでしまう。書けない。そう、書けないのだ。 でも「ほぼ日のアプリ」なら、少しは気楽に自分の行動の記録を(半分自動で)残したり、思ったことをこっそりメモしておいたり出来る。そう思ったのである。 そして同時に、「これはもう完全にユーザーインターフェース(UI)とユーザーフレンドリー、そしてUIデザインの勝利だ」とも思った。単純にこのアプリが「使いやすい」のである。 まだまだリリースされたばかりで機能も限定的ではあるが、壁打ち用の一人SNSとして使えるので悪くは無い。今後のアップデートに期待したい。

#50 ヨガとボランティア活動と近況

先日、術後3年も近い頃になってようやく定期的な運動の機会と言いますか、「乳がん術後にいいぞ」とよく言われるヨガを始めてみました。 最初は近所に出来た某カーブスにしようかと考えていたのですが、地味に徒歩10分でも遠いしめんどいとか、仕事帰りに行くとしても時間が合わないとか、1回30分かーとか、コスパ良くないかもとか、色々と自分の中で難癖を付けて踏ん切りが付けられずにいました。 (たまたま私のライフスタイルに上手く合致しなかっただけで、カーブス自体は良い選択肢のひとつには成り得ると感じます。乳がん患者さんの体験談の掲載もカーブスの公式サイトには多いです) そうして悶々と日々を過ごしていたところ、これまた近所でヨガ教室の会員募集の掲示物を発見しました。しかも会場がカーブスに比べてめちゃくちゃ近い。毎週1回、定期的にやるようだけどそれも私の仕事の定休日と合致している。 そしてそれほど人数も多くない、静かで落ち着いたヨガサークル。「あ、これほぼ確定だな」と思って一度体験教室をやらせてもらった後、その場で正式入会しました。 リラックスすることをメインとするヨガ教室のようなので、のんびりまったり出来るのも良いです。 というのも、普段の私は結構、無意識的に気が張っていたり、常に些細な不安や緊張などにさらされたりとなかなか心も身体も休まる時がありません。普段はリラックスのリの字も無い位で、夜に横になって寝入る時でさえ身体の力の抜き方が分からないほどです。 その「身体の力の抜き方」もヨガ教室ではやってくれるんですね。何か一回やったら身体を楽にして解放する、そんな感じです。力の抜き方を改めて第三者から教えてもらえる……これはなかなかにラッキー。 使っていなかった筋肉、そして術後かなりかばうようになった左側の胸〜腕。無理のない範囲でやって行こうと思う次第です(頑張り過ぎてリンパ浮腫になったら元も子もない)。 そして次はボランティア活動の話。 これまでほとんど外へは発信していませんでしたが、実は去年一年間はずっと視覚障害者のためのボランティア活動へ参加するために講習に通っていました。 で、今年の春から正式にボランティア団体へ入会・所属することになり、主にこうした文字情報(いわゆる「墨字」と呼ばれるもの)を音声の情報として自分が読んで録音し、届けるという活動=音訳ボランティアをやっています。 ...

#49 健康診断→疲れやすさ+薄毛+食欲不振

4月のアタマくらいから、何となく気が重くて食欲が減ったような気がする。元々、何かしらストレスに曝されるとすぐお腹に来るタイプなのでこれは4月の上旬に控えていた「会社の健康診断」が嫌だったからなのではないか、という予測はまあ簡単に立つ。去年の嫌な記憶が蘇って勝手に一人で落ち込んでいたという訳だ。 去年の検診では検査会場となる病院で会社の人に会うわ、そんな会社の人と大部屋での着替えでヒヤヒヤするわ、挙句の果てにその病院で風邪をもらって来て後日ぶっ倒れるわで散々だった。 今年は着替えこそ問題は無かったが(曜日をズラしたので着替えはほぼ大部屋貸切状態)、腕からの採血がどうにも上手く行かず難航した。一番細い針で何とか入れてもらったものの、血液が検査に必要な量・勢いで全く出てこないのだという。 結局、温めたり水分を補給したり腕を動かしたり、色々と手を尽くして何とか血管を活発化させた上で手の甲の血管からようやく採血が出来た。 よっぽどポートから採ってもらえればと思ったが、いつも通っている乳腺外科ではないしCVポートを留置している証明書(紙だかカードだかシリコンバンドだか)がないと他の医療機関ではポートはまず使えない、ということで何とか腕からの採血で頑張った、という次第である。 なお、健康診断の結果はその後の乳腺外科への通院日に返って来た。あと1日早ければ持って行ったのに……何とも間が悪い。 「要精密検査」項目は今年は2つ。ひとつは眼の方(視神経乳頭陥凹拡大)で、これは生まれつきの状態であるものを「生まれつきです」と会社へ証明するためにわざわざ金を払って精密検査をしに行かなければならないというもの。まあ緑内障リスクがあるのは事実なので年一回の精密検査は普通にした方が良いのだけれど。 もうひとつは「便潜血」で引っかかった。やべー、今度は大腸がんの精密検査かよ、となる。 そんなんただの切れ痔じゃねえのって普段の事情から自分では思うのだけど出てしまったものは仕方が無い。話を聞くと、どうやら下剤飲んで全部出して全身麻酔して大腸を内視鏡でグリグリされるしかないらしい。やべー(2回目)。 他にはどっかの内蔵だかの何かの「石灰化」が少し気になったり(浸潤性小葉がんは「散らばる」タイプらしいので)、未だに乳がんでの放射線治療の影響(無自覚ではあるが副作用で肺炎になっていた名残)が肺に残っていて驚い...

#48 不正出血と爪の話

2025年に入ってから、1月2月と実は2ヶ月も連続で不正出血に見舞われた。 2024年の8月頃にもちょっとした不正出血を経験しており、ビビった私はレディースクリニックで子宮頸がん・子宮体がんの検査をしていたのだけど……ちょうど半年後のフォロー検査の時期にまたもや不正出血がやって来た、という訳だ。 しかも今回(2025年2月)は今まであった茶色で少量という訳ではなく、 それはもう赤い鮮血がドバドバと大量に出た。 そうなるとまた「大丈夫かよこれ」と不安になる訳で。ちょうど不正出血が終わる頃を見計らってまたレディースクリニックの予約を入れ子宮体がんの検査をして来た次第。 女性ホルモン陽性の乳がんの治療の一環としてタモキシフェンを飲むと今度は子宮体がんのリスクが上がる 、とは主治医や薬剤師さんからも聞いていたので警戒はしている。でもきっと、なる時はやっぱなっちゃうだろうしその時はその時でもう半分諦めモードである。これは乳がんを原発とするもろもろの再発や転移に関しても同様である。 幸いなことに半年前も今回も、子宮頸がんや子宮体がんの細胞診は陰性であった。半年前の検査の時は「少しポリープっぽいものがある」みたいなことを言われたのでそれはそれで気になるのだけども、今後も警戒は緩めないでおきたいと思う。 何せ、そもそもとして乳がんがずっと「ただの嚢胞ですね〜」で若い頃から何年も検査で見逃されて来てしまった、で、発覚したらもう腫瘍は30mmだしリンパ節に転移してるしで早期発見もクソも無いやん!! ……という私自身の経験があるからである。 なので医療関係者の方には申し訳ないが、基本この手の検査の結果は半分信じて半分疑うようにしている。 さて、ここからは変わって爪の話。 手術前の抗がん剤治療を受け始めて手術や放射線治療も間に挟みつつ更に術後にもと実に2年くらい延々と点滴をしていたことになるのだけれど。 それからは以前にも増してどうにも爪が弱くなったな、と感じる。ちょうどコロナ禍の時期だったこともあり、手洗いと手指のアルコール消毒は必須だった。それはまあ今も変わらない。抗がん剤治療をひとまず完走したとは言え未だに免疫力は落ちたままだし、お陰で手指の消毒と保湿は欠かせない。 しかし、である。それにしてもまあ爪の割れること割れること。 元々指先が乾燥しがち→逆剥けを気にして自分で剥いてしまうと...

#47 ワコールの「リマンマルーム」へ行った

 ついに私の住んでいる自治体でも今年からがん患者のアピアランスケアに関する助成金が出るようになった、ということで早速それを利用するべくシリコンパッドをワコールさんの「リマンマルーム」へ試着・購入しに行きました。 個人的には別にシリコンパッド無くてもいいしぶっちゃけ片パイのまんまでも全然いいんすけど……なんならもう片方すら要らないんすけど……みたいな気持ちはありましたが、私を女性と認識している家族は割と私が片方の胸が無くなっていることを心配しているようだったので「それなら(既成事実で)まずは安心させてあげるってのが人情ってもんよな」となった次第で。 ワコール リマンマ https://www.wacoal.jp/remamma/ 端的に言えばシリコンパッド本体が1個3万円くらい、シリコンパッド専用に作られたブラジャー系は1着6,000円くらい、という相場です。助成金でその全てを賄える訳では当然無いのですが、元々個人的には買うつもりの無い物だったとは言え多少でもお金が戻って来てくれるのは助かります。 ワコールのリマンマルームへは現時点では計2回、試着と購入に訪れています。初回は自分に合うシリコンパッドとそれに合うブラジャーを一着だけ買って帰ったんですが、やっぱブラの数が足らんよなとかそもそもレースばりばりのブラのデザインとか好きじゃないねんとか、まあ色々ありまして。 それで2回目の訪問と。 場所にもよるかもしれませんが、私の場合はネットから行きたい日を予約しようとして2回とも大体1ヶ月待ちで予約が取れました。それくらい、色んな乳がん患者さんたちが頼りにしているということなんでしょうね。 私が購入したのは「アモエナ」と呼ばれるシリコンパッドで、専用ケースに入れて保存しとけとか、シワが付きにくいように丁寧に扱えとか、たまに60℃くらいのお湯に付けてふっくら感を復活させろとか、なんか色々管理がシビアなやつでした。 まあ義手や義足、義眼なんかも世の中にはありますけど……それらも日々のケアや管理って大変ですよね。じゃあ「義パイ」も似たようなもんか、と最近は思うようになりました。 ちなみにシリコンパッド用のブラの選択肢は少ないです。 リマンマルームで在庫のブラをあれこれ試着したんですけど、身体に合う・シリコンパッドに合う・デザインが気に入るかどうか・実際に服を着た際に響かな...

#46 夏を振り返って

 今年の夏は何だか忙しいのか暇なのかよくわからない季節でした。そんな中でも、3ヶ月に一回の通院でPET-CT検査をしたり、なんかいきなり不正出血するし、それで婦人科に行ったら今度は子宮体がんと子宮頚がんの検査だったり、全摘した左胸を偽装(義装、という言葉の方が合うかもしれない。攻殻機動隊の義体的な意味で)するためにシリコンパッドの試着相談へ行ったり、まあ改めて振り返ってみると結構色々ありました。 順を追って、何となく乳がんに関係するようなしないような、そんな私の夏の様子をまとめてみようと思います。 2024年7月 引っ越しをした よりコスパの良い生活を求めて、ようやく身分相応というべきか質素でちょうど良い住まいに引っ越すことが出来ました。賃貸なので契約やら引っ越し手続きやら荷物の整理やらと色々大変でしたが、今にして思うと「とりあえず無事に終わって良かったなあ」と感じます。 お陰でお世話になっている乳腺外科へもだいぶ通いやすくなりました。沿線がだいぶ近くなったのでね。街中では無いものの、周辺施設がある程度充実しているのでその辺も助かります。 便秘が頑固になり始める この辺りから今日に至るまで、どうもいつも飲んでいる便秘薬「マグミット」が効かなくなってきてしまった。毎食後に1錠飲むという処方なのですが、それでも追いつかず普通に便秘です。 薬に対する耐性が出来てしまったのか、タモキシフェンの影響もあって更年期的な便秘の力が優っているのか。次回(10月)の通院時=薬の処方時には主治医に相談して少し違うアプローチを試そうと思いました。 なんか腕にシミ増えたよな 両腕には毎日日焼け止めを塗って防御していたつもりだったのですが、どうもシミが増えているようだぞ、と。これは単なる加齢によるものなのか、普通に日焼けから出来たシミなのか、腕の黒いポツポツしたものが気になります。 PET-CT検査をした 結果は特に異常無しとのことで安心したが、この検査の一週間後くらいに不正出血が起こり、今度はそれでドタバタすることになる。 ワコールの「リマンマルーム」へ行った 乳がん手術後用のシリコンパッドを買うために近場のワコールさんの「リマンマルーム」へ行った。沢山のパッドとブラジャーを試着したのですが、選択肢はそれほど多くないので試着+購入ならお金は沢山用意しておいた方が良いと思った。 そし...

#45 術側、悲喜こもごも

術側である、乳がんの手術をした左胸〜腋窩リンパ〜左腕に関するアレコレ。 最近またなんか筋肉突っぱんてんなーとか、虫に刺され過ぎじゃね? とか、放射線治療をしたのはちょうど1年くらい前だけどその時と同じ「放射線焼け」がまた照射した箇所に出て来たとか、まあ色々です。 意外と術側に腕時計は装着できる 私は7割右利きかつ残りの3割は左利きみたいな変な両利きなんですが、筆記用具を持つのは右手なので必然的に腕時計は邪魔にならないであろう左手に装着することになります。 乳がんが発覚した直後の頃は、「手術をしたら腕時計はつけられない」とか「リュックや肩掛けのバッグは使えない」とか色々(主治医からではない、あくまでネットの噂話程度の)情報を得ていたのですが腕時計に関して言えば、「軽いものであれば、ある程度装着が出来る」というのが私個人としての結論でした。 腕時計のオススメは、まずはスマートウォッチです。普通の金属製のファッションウォッチと比べ、ケースの素材にプラスチック、ベルトはシリコン等を採用していることがほとんどで軽いですし、最近は3000円以下の中華スマートウォッチでも表示は綺麗ですし機能もだいぶ豊富になりました(今使っているやつは日本語フォントが変な中国系の明朝体じゃないだけでもありがたい)。 そしてほぼどんな機種でも歩数計機能が搭載されているだろう、という点も良いです。腕時計を見るだけで今日何歩歩いたのかが分かるのが、肥満が大敵となる乳がん患者には合っていると思います。体重計なんかもそうですけど、数字(データ)として目から情報を入れるだけでも結構体重コントロールや運動のモチベーションに繋がるんですよね。 次にオススメなのが、軽めのファッションウォッチ・ブレスウォッチ系です。ケースが薄くて、小さくて、ベルトもゴツくないやつが良いですね。私は今まで結構メンズのゴツい自動巻きを好んで腕時計として使って来たんですが、これがまた今にして思うと結構重かったんです。 なので一旦はレディースのクォーツ(電池交換式)で我慢して、とにかく薄くて軽いやつ……をスマートウォッチの代打として使っています。勿論、文字盤にはこだわって視認性が高く、かつドレッシーで素敵なものを選びました。ブラックシェル文字盤はロマン。 ちょうど働きに出ている職場では服装規定が地味に細かく、ピアスをはじめとするアクセサリー...